2020.03.25
嬉しいニュース☆
京都日本語学校の上級クラスの学生さんが第10回言の葉大賞に応募しました。
その時に書いた作文が見事入賞しましたので、掲載いたします。 ※言の葉大賞
試験は人生の全てではありません
ほとんどの中国人の20歳前の人生の目標はただ一つ「高考」(中国全国大学の入学試験)でいい点を取ることです。毎年六月七日、八日この両日で、全国約一千万人の高校生は同時にこの試験を受験します。この試験の点数によって大学と進路が決まります。だから中国には「高考はあなたの今後の人生を決めることができます」という諺があります。
私の高校はとてもいい高校だったので、クラスの人は皆有名な大学を目指しました。もちろんその時の私もそう思いました。自分もきっといい点数を取れるだろう。そして有名な大学に行くことができるだろう。しかし、こんな大事な試験の最後の最後、私はとんでもない大失敗をしました。神様の冗談みたいに、試験の問題は私にとってまるで私が高校の授業を受けたことがないみたいに難しかったです。頭の中が真っ白になりました。その結果、とても悪い点数でした。
周囲の人達は皆いい点数を取りました。私だけそうじゃなかったみたいです。羨ましい、悲しい、辛い、嫉妬、悔しい、いろんな感情が頭の中で混ざっていました。聞いたことがない大学に進学した後、私はいろんなことを冷静に考えました。今の時代は能力の時代です。成績と学歴はすべてではありません。長い人生の中で高考はただの第一歩です。今後はまたいろんなチャンスがありますから、ここで弱気になったら、本当の人生の大失敗になるかもしれません。
高考は確かに私の人生をある程度変えましたが、ただ違う方向に行っただけです。違うところに行って、違う人達と会うことができました。高考の魅力は願い通りではありませんでしたが、陰と陽が乱れて違いが生じたことです。もし私が最初からうまくいい結果を取っていたら、そういうことは全然分からなかったかもしれません。
これが私が高考の失敗経験から学んだことです。
☆学校に記念品が送られてきたときの動画☆